9月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>9月9日(土)14:00~16:45

                 [次々回]10月22日()(注意して!)

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

                (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学量子力学

  9  アンモニアメーザー         Rep.Hjo氏&H氏

 前回は、外出したくなくなるような、大変暑い日でしたが、何とか、アンモニア分子の2つの状態の波動関数を導くことができて良かったです。これを使って、次回9章でアンモニアメーザーを解析していきましょう。

 ロシアでプーチンの支持率が落ちていないなどから、吉本隆明の「共同幻想という言葉がズーと気になっていました。この有名な思想家の本を読んでいます。難解なため、理解している人がいなかったようで、亡くなってから10年以上経って、主要著作の解説本が昨年やっと出版されました。目から鱗!世界的な哲学者が、日本に居たのですね。著名な社会学者の橋爪大三郎さんは「吉本の『心的現象論』は、物理学になぞらえれば、量子力学のようなものだ」と言っています。

 〇「吉本隆明の『共同幻想論』の読み方」

   (宇田亮一著、アルファベータブックス 1800円)

 〇「吉本隆明の『心的現象論』の読み方」

   (宇田亮一著、アルファベータブックス 2200円)

   が分かり易いです。

    静岡数学研究会

 

8月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>8月19日(土)14:00~16:45

    [次回以降]9月9()1022()

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

    (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学量子力学

         § 8-4 状態は時間とともにどう変るか~         Rep.H氏

 このテキストは、大学初年級程度の学生に量子力学を講義しているため、数学的な概念も具体的な物理現象から導こうとしています。そのため、もっと簡単に説明できる箇所を、「ああでもない、こうでもない」と説明するので、かなり疲れますね。皆さんはどうでしょうか? 

 記述が、区切りも無く、文章でダラダラと続くのも困ったものです。

 ただ、この困難を越えると、なるほど!といった境地に達することが度々あったのも事実です。

 暑い日が続きますが、イライラせず、ファインマンの文章表現に惑わされること無く、根気よくやっていきましょう!  短気は損気!直ぐ分かるものは、大した認識には至らない!とか?…

 

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7月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>7月15日(土)14:00~16:45

  次回以降 819()、9月9()1022()

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

      (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学量子力学

     8章 ハミルトニアン行列 Rep.K氏&H氏

 

 次の章では、今まで使われてきたブラベクトルとケットベクトルについての演算規則が整理されます。  このゼミの前に、メンバーから今までのベクトル解析とどう違うのか、私たちが共有している線形代数とどう違うのかという問いかけがありました。  J・J桜井の『現代の量子力学』では、第1章全体をこのベクトルの記述に充て、量子力学の本質を表現していると語ります。

 

 ファインマン量子力学も、ブラベクトルとケットベクトルを早くから導入し、スピンも早い段階からテーマにして、S-Gの実験を重要視しています。その点では、J・J桜井とファインマンは似ていると言えるでしょうか?ともあれ、このベクトルと通常のベクトルの演算との相違を明らかにしなければなりませんね!?…

 

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6月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>  6月10日(土)14:00~16:45

        次々回:715()

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

     (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学ⅴ量子力学

  § 7-5  スピン1/2の粒子の歳差運動(続き)   Rep.M氏    

 前回はレポーターから磁気双極子モーメントなどの物理の概念の説明をしていただきながら、進めていきました。今回はその続きです。  

 メンバーのN氏が屋久に行かれたということで、お土産をいただき、話をお聞きしました。

 また、京都で勉強をされているOtsu氏が、京大物理学科のローレンツ祭、数学科のガロア祭の資料を届けてくれました。ゼミで、皆さんに配布させていただきます。

 早逝した桜井純さんの『現代の量子力学を少し読みました。ファインマンと同じようにシュテルン・ゲルラッハの実験から始まり、ケットベクトル…と続きます。歴史的な記述より、量子力学的な考え方の展開を!という意図で書かれています。

 

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5月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>5月13日(土)14:00~16:45

               次回以降:610()715()

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

            (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学ⅴ量子力学

   §7-5 スピン1/2の粒子の歳差運動   Rep.M氏

 

 前回は、時間的な変化がなくて、ポテンシャルが非常に緩やかな場合には、古典論の考察と量子論による考察が一致すること、また、トンネル効果などについて学びました。

 最後に「μ中間子」は現在では「μ粒子」と呼ばれるようになった理由を説明していただきました。

 このテキストは展開が非常にユニークなので、どのように波動関数を導いているのかを、他の書物と比べてみました。『シッフ量子力学』、『趣味で量子力学』(広江著)、『ファインマン量子力学です。3書とも、全く別の切り口から波動関数を導いていますが、それぞれになるほどと思わせる展開で、非常に説得的だなと思いました。時間があったら、次回レポートしたいと思います。

 

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4月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>4月15日(土)14:00~16:45

     次回以降:513()610()715()

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

     (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学ⅴ量子力学

 § 7-3 位置エネルギー;エネルギーの保存(続き)

               Rep.M氏

 前回§7-2 一様な運動では、異なるエネルギー状態の確率振幅を重ね合わせると、干渉によって「うなり」が生じ、この「うなり」の群速度vが与えられていました。『ファインマン物理学Ⅱ巻』にその説明があります。これをM氏が明快にレポートしてくれました。

 第7章は物理的な内容が深く、何回も読まないと頭が整理できない感じですね。3回目くらいにようやく、うまく編集されているな!と思えるのですが、それまでは、何を言いたいのかが把めず、ちょっとした寄り道に惑わされて本道から外れてしまいます。急がず、少しづつでも確認しながら、前に進んでいきましょう!

  静岡数学研究会

3月数学ゼミ

静岡数学研究会

<日時>3月18日(土)14:00~16:45

      次回:4月15日()

<会場>藤枝市文化センター 第会議室

     (藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)

ファインマン物理学ⅴ量子力学

第7章 振幅の時間依存性   Rep.Hj氏&M氏

 前回のHj氏のレポートは、不明な点を明確にして、様々な工夫をし、よく掘り下げたものでした。物理的な内容が深く、レポーターが悪戦苦闘した跡がよく分かりました。

 次回は§7-2の最後の13行から始めます。次の§のM氏のレポートが配布されていますが、本当にうまくまとめられているので、このレポートの予習もお願いします。

 

 前回は、久し振りに京都のOt氏が参加してくれました。工学だけでなく、薬学や農学、現代史学などの講義も受講されていて、キチンと合格の成績を収めていることはすごいな、と思いました。本格的な授業の様子を聞いて、学問の深さを感じました。

 

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