静岡数学研究会
<日時>4月13日(土)14:00~16:30
[次々回]5月18日(土)
<会場>藤枝市文化センター 第4会議室
(藤枝市駅前2-1-5 , Tel:054-641-1111)
『ファインマン物理学Ⅴ 量子力学』
§ 10-4 ベンゼン分子 Rep.H氏、M氏
前回のゼミの時紹介されたN氏の息子さんの著作「言葉でアイデアをつくる」は21世紀だナアと感じさせる本で、文章が読みやすく、なる程と思う点が多く、興味深く読ませていただきました。
テキスト10章はM氏のレポートが前回配られましたので、これを先に読むと分かり易いかもしれません。
相対性理論では、物理的な状態が、座標変換に対しテンソル形式で表現され、力がない状態と見なせる座標系から出発して、テンソル形式で変換して物理的な状況を見るという形式でした。
これに対して、量子力学では、物理的な状態はケットベクトルの線形結合で表現され、観測の機能はエルミート形式の線形演算子が担っています。つまり「物理現象」と「観測」の数学的概念を別々に用意しているな、と考えましたがどうでしょう?